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zoom RSS 「鏡はなぜ左右のみを反転して上下を反転しないのか?」の間違い

<<   作成日時 : 2009/11/14 13:36   >>

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 「鏡はなぜ左右のみを反転して上下を反転しないのか?」という問いは鏡像問題でよく取り上げられているが、鏡が上下を反転しないというのは間違いで、実は「鏡は左右または上下を反転させる」という言い方が正しい。具体的な例として、水面に映った富士山のことを逆さ富士と言うが、これは水面を鏡と考えた場合、上下が逆さになる典型例である。

 次に鏡はなぜ「左右と上下」ではなく「左右または上下」が反転するのかという問いに対する答えは「鏡像問題に対する幾何学的解答」で既に述べたが、鏡像は実物と線対称の関係の二次元像なので、一つの静止した鏡像の線対称軸は1本しかない。つまり「左右と上下」が同時に反転するには対称軸が2本なくてはいけないが、鏡像は平面画像なので線対称軸の1本しかなく、その結果「左右または上下」という二者択一の反転となるのである。

 では、人はなぜ上下ではなくほとんどの場合左右が逆転すると認識するのかというと、富士山のような不動の物をを除き、人は鏡像の線対称軸を地面に水平に引いても、その線対称軸を垂直にした場合の画像として上下左右を判断するという習性があり、その習性がそうさせているのである。

 この人の習性という点は鏡像問題とはまた別の生物学的問題であり、人間が重力に支配された地上という水平面に生息する生物であるゆえに生きる上で左右の判断が一番大切であり、生死を左右することに由来しているからである。

 鏡像の反転現象自体は実は非常にシンプルな構造になっているが、鏡像があまりにもリアルであるために学際的な解釈が行われて種々の学問が結びついてしまっているが、鏡像の左右・上下反転問題もその一例である。

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フィル太君、意外と奥が深かった
鏡像反転の謎を解くことから始まった3D映像化への挑戦は、知財を取得した後に紆余曲折の末カンタン3Dフィルターという商品として結実して無事世の中にデビューさせることができました。そしてその新しい3D化の原理は朝倉書店刊行の裸眼3Dグラフィクスという本の第19章のステレオレンズフィルタ方式の覧に詳しく解説させていただきました。 ...続きを見る
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内 容 ニックネーム/日時
読ませて頂きましたが、上の説明はちょっと違っているのではないでしょうか?

何故なら、この鏡の左右問題はもう少し一般化して、次のような説明もあるからです。

うつぎれい「次元対称性または n 次元空間内 m 次元対称性という概念」

http://ameblo.jp/utzsugi-rei/entry-12062103038.html

これだと鏡を含めてあらゆる次元対称性の性質に説明がつくように思います。

通りがかりの冬彦
2015/08/16 23:32

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